涼しくなってきたかと思いきや、急に暑くなったり、そうかと思うと朝方に冷え込んだりと、なかなかに気温変化が激しい日々が続きますね。
暦の上ではもう「冬」だそうですが、正しくは「秋真っ盛り」と言った感じですね。
秋の味覚も旬を迎え、リンゴや梨が美味しい季節です。
しかし、動物への与えすぎには注意しましょう。
毎年、柿や梨の食べ過ぎが原因でお腹を壊す子がいます。
今年も既に頻発しています。
お腹の調子が悪い時にも、フルーツ類は与えないようにしましょう。
昨年の秋には、梨の角切りを喉に詰まらせた子がいました。
果物を与える場合には、慌てて喉に詰まらせないように、薄く切る、または細かくするようにしてあげてください。
また、ブドウは腎臓に良くないので、動物には与えないようにしましょうね。
くれぐれも、食べ過ぎ注意!
食事はバランスが大切です。
季節の変わり目、ワンちゃん・ネコちゃんにとっては換毛期です。
ブラッシングの機会も増えて、皮膚炎を発見される機会も増えるかと思います。
毛玉の下に皮膚炎が隠れていることももままありますが、自宅で毛玉をハサミで切ろうとして、皮膚を切ってしまった飼い主さんが過去に何人かいらっしゃいます。
無理はなさらず!
毛玉は毛先から少しずつ櫛けずり、ほぐすと浮いて来たり、ほつれて取れる場合もありますよ。
無理そうな場合は、トリミングサロンや動物病院にご相談ください。
空気が乾燥しやすく、秋の花粉症やハウスダストマイトなどで、皮膚の調子が悪くなりやすい季節ではあります。
皮膚炎の原因は、細菌、酵母、真菌、ノミやマダニの寄生、ニキビダニ、疥癬、さらにアレルギーや内分泌疾患が隠れていることもあります。
特に今年は、ノミの寄生による皮膚炎が増えています。
少数寄生でも痒みが強く出ることがあります。
蚤取りコームでは撲滅はできませんので、動物用医薬品の予防薬で確実に予防しましょう。
ノミやその卵・幼虫は人間の靴裏や服にくっついて家の中に侵入します。
温かい家の中では一年を通して繁殖できますので、室内飼いでもノミの予防は必要です。
蚊も、暑すぎた夏には少なく、秋になって活動を強めているそうです。
私も11月9日頃に草むしりに外に出たときに、いつの間にか刺されていました。
フィラリア症予防薬は「蚊の活動が終わってからもう一回」が基本です。
今年最後のフィラリア症予防薬は、11月の後半または12月の初旬に。
忘れずに使用しましょう。