毎年、4月下旬~12月初旬まで(蚊の出始め~出終わってもう一回)
「毎月フィラリアの予防をしてくださいね」とお話ししていますね。
フィラリア予防は本当に大事です。
早くも、今年のフィラリア検査で陽性反応がありました。
「外飼いのワンちゃんでしょ?」と思った方、違います。
室内飼いの小型犬種です。
飼い主さんいわく「大丈夫だろう」と、一度も検査も予防もしたことがなかったそうです。
フィラリアは、蚊が媒介する、心臓の寄生虫です。
うちのような小さな動物病院でも、毎年少なくても2件、多いと4~5件以上、
「新たに」フィラリア陽性犬に遭遇します。
残念ながら、ここ数年、フィラリア陽性犬は年に4〜5件の高確率で遭遇します。
「症状がない」「なんとなく咳をする」程度で、フィラリア検査で初めてフィラリアの感染に気が付いたケースもあれば、
腹水が溜まって呼吸が苦しくなっていたり、突然血を吐いて痙攣して来院されるケースもあります。
一方で、予防してないけれど、何年も感染していない子も確かにいます。
それは、ご近所の方々がキチンとフィラリア予防をしてくれているお陰かもしれません。
周りの子がみんな予防してくれていれば、蚊がフィラリアを持たない、フィラリア清浄エリアになるからです。
しかし、フィラリア陽性犬は増えています。
フィラリアを持つ蚊も増え、フィラリア清浄エリアは減っていくと考えて良いでしょう。
実際、今回陽性になった子の飼い主さんは、先代の犬から予防していなかったそうです。
先代犬は大丈夫だったから、今の子も大丈夫と思っていたところの「陽性」
みなさま、本当に、フィラリアは予防してください。
フィラリアは「予防できる」寄生虫疾患です。
予防は、キチンとしていれば何事も起こらないので、ふと「本当に必要なの?」と思うかもしれません。
当たり前過ぎてその大切さを忘れがちです。
私は何回も「予防さえしていれば・・・」という場面に遭遇します。
フィラリアは、予防していれば実感はなく、していない事で起こる病気です。
陽性になって初めて、その大切さを実感するのかもしれません。
本当に、予防は大切です。
【追伸1】
ハルは元気に散歩できるようになりました。
(詳しくは院長ブログ「全然ひとのことを言えない話」をご覧ください)
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