歯石と口臭と体臭

先日、久しぶりに10才以上で「歯が健康!抜歯無し!」の子が2頭続いて、スタッフと感心していました。
歯石除去をして、ピカピカに磨いたので、きっと寿命まで素敵な歯を維持してくれるでしょう。

歯の健康は「健康の入口」です!
みなさんも、まずはペットのお口の匂いチェックをしてみてくださいね。

缶詰フードにはかなり匂いの強いものもあるので、お口からフードの匂いがするのはセーフです。
しかし、卵が腐った匂い、生ゴミのような匂い、ウンチのような強烈な匂いがする場合は、歯周病の可能性があります。

また、シャンプーしてもすぐ臭くなってしまうのは、皮膚炎の可能性もありますが、お口の匂いのせいかもしれません。

犬や猫は、自分で体を舐めてキレイにしようとします。
歯石が溜まっていたり、歯周病だったりすると、バイ菌を塗り付けているようなものです。
歯石除去をしている犬や猫では、歯の間に毛の塊が挟まって、ものすごい腐臭を発していることもよくあります。

唇をめくって、歯の根もとや歯肉を見てみましょう。
歯肉が赤くなっていたら、それは「歯肉炎」です。

がっちりと歯石が付いて、歯が見えないくらいの子もよくいます。
放置すると痛みが増え、抜歯の必要が出てきますので、早めの歯石除去と歯磨きをおすすめします。

色々な歯磨きグッズが発売されていますが、難しいと感じる場合、まずはマッサージのつもりで、口の周りや頬を撫でる事から始めるのはいかがでしょうか。

頬のマッサージ

犬の歯磨き