ここ数日、急に蒸し暑くなりましたね。
もう、蚊がブンブン飛んでいますよ!
皆さん「フィラリア症」の予防は開始しましたか?
食べるタイプのお薬も、背中に垂らすタイプのお薬も、4月末には始めましょう。
カレンダーにシールなどで印を付けて、忘れないようにしてくださいね。
11月後半から12月前半まで、定期的に予防薬を飲ませましょう。
蚊が出始めたら開始、出終わったらもう一度投与します。
フィラリア症は、蚊が運ぶ寄生虫病です。
犬のフィラリアは有名ですが、猫にも寄生することが分かっています。
蚊に刺された時に埋め込まれた小さなフィラリアを放置していると、体の中で成長して、素麺ほどの大きさになります。
成長したフィラリアは、心臓の中に住みつきます。
そのため、咳や腹水、元気消失など、まるで重度の心臓病のような症状がでます。
当院でも、毎年、少なくても3頭は新たに患者が出る、まだまだ根絶できていない寄生虫病です。
フィラリア症にかかってしまった子の飼い主さんは、必ず「予防してあげれば良かった」と嘆きます。
関係ない話だと思わずに、必ず予防してくださいね。
「よくあるご質問−注射・予防について」もぜひご覧ください。