久しぶりにブログを書きます。
花粉症の季節、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
スギ花粉もまだまだ多く、ヒノキ花粉も飛ぶこの時期。
雨だと少しほっとします。
副院長は重度の花粉症で、「今年はひどい!」と断言しています。
何も対策しないと、目の痒みとクシャミ、鼻血、喘息のような咳が出るので、内科で処方薬をもらっています。
「今年は早い時期から皮膚の痒みも出て来た!!
1月からずーーーっと薬の処方が切れない!!」と言っています。
先日は、鼻スプレーと点眼薬と喘息の薬も追加で処方してもらっていました。
私(院長)も、長年否定していたのですが、どうやら今年は花粉症と認めざるを得なくなり、処方薬をもらいに行きました。
犬にも花粉症
犬も花粉症があり、症状は主に皮膚の痒みが出ます。
軽症だと、毎年同じ時期になんとなく痒そうだったり、赤くなっていたりして気が付くことが多いようです。
人間とは違って、クシャミ等より皮膚の症状が多いのです。
軽症なら、お散歩に行ったあと、花粉をさっと拭き取るか水で洗い流すのが効果的です。
とても痒がっている場合は、一度痒みを止めてあげないと、舐め壊し・搔き壊しの原因になります。
きちんと治療しましょう。
子犬のやらかし
好奇心旺盛な子犬は、何をやらかすかわかりません。
先日、お散歩デビューしたての子犬を連れた飼い主さんが慌てて来院されました。
こちらの写真は、そのワンちゃんに吐いてもらって出てきたものです。
散歩中の一瞬で何かを食べて、すぐに来院されました。
けっこう長い紐状のビニールでしたので、腸に流れていたらと考えるとゾっとしました。
タネのように見えるのは、カッターでは全く刃が立たないくらい硬いものでした。
飼い主さんが急いで連れて来てくれて良かったです。
ちなみにこの子は、この数週間後にも下痢嘔吐があり、吐物と便を持って来院されました。
便には、プラスチック片が混ざっていました。
嘔吐も下痢も一過性で、腹部圧痛もなく、刺激になっていたものの、通過して回復したものと判断されました。
もちろん、他に何を食べたのか不明のため、急変すれば造影等の精密検査や、場合によっては緊急の手術が必要になることを飼い主さんにお話しして、ドキドキしながら自宅で様子見となりました。
その後は何ごともなく、無事に回復しました。
その後この子は、去勢手術前の絶食もクリアし、無事に手術を終えました。
皮膚を縫合した糸を食べてしまうかもしれないので、術部の皮膚は内反縫合という特殊な縫い方にしました。
通常、術部にはスプレータイプの保護材の上から保護テープを貼りますが、この子は飲み込んでしまいそうなのでテープは無し。
点滴の後の留置針やテープも、すぐに外しておきました。
良かった良かった。
好奇心旺盛な子犬は、色々と気を配らないと大変です。
特に散歩中は気を抜かず、拾い食いに注意しましょう。