最近ブログをサボっていて失礼しました。
患者様からご指摘を受け、あわてて書きました。
楽しみにされてる方がいらっしゃると嬉しいですね。
ありがとうございます。
さて、個体差はあれど、子犬・子猫は「元気の塊」「好奇心の塊」です。
何でも遊びにしたいし、何でも試したい子が多いですね。
賢い子ほど、天才的にイタズラを思いつきます。
実際にやらかしを目撃した時には「悪魔か!!」と思いますけども。
書類をビリビリ
サボテンのトゲを全部取って捨てる
テーブルの上の人間の食事を味見
木の家具をかじる
壁紙で爪を磨ぎ
カーテンを登る
トイレで水遊び
トイレットペーパーを全部引き出す
こちらは、我が家の猫が実際にやらかしたイタズラです。
しかも、まだ可愛いレベルの。
うちの子、賢い(泣)
イタズラ中に骨折をしたり、異物を飲み込んだりと、危険な場合もありますので、くれぐれも気を付けてくださいね。
ということで、今回は「猫のイタズラ対策」についてのお話です。
猫には基本的に「怒鳴る」「威嚇する」等は意味がありません。
怒り過ぎると攻撃的になる場合が多いので、要注意です。
と言っても、甘やかしていれば良いと言うわけではありません。
行動の修正には「水鉄砲等の天罰方式」「攻撃行動に対する不快感の表明」を使うこともあります。
頭脳勝負になりますが、以下のような対策が最優先でしょう。
- ひたすらイタズラを出来ないように対策する
- ストレスを溜めないように遊びを充実させる
具体的な方法は以下をご参照ください。
不適切な場所での爪磨ぎ
こまめに爪を整える、頻繁に爪を磨ぐ場所の素材に近い爪磨ぎを購入してみる。
ソファーや壁紙で爪を磨ごうとしたら、声は掛けず水鉄砲で天罰。
購入した爪磨ぎで爪を磨いだら褒める。
台所、食品を漁る
徹底的に食品を盗られないようにしまう。
作りかけの料理や食材は、レンジや冷蔵庫の中へ。
生ゴミも目を離す前に、三角コーナーから蓋付きゴミ箱へ。
一度楽しみを覚えると、もう生涯を掛けた死闘になります。
遊びに夢中になって手に噛みつく
棒付きのオモチャや投げるタイプのオモチャで遊んでいても、手に噛みついたり、引っ掻いたりしたら遊びは終了。
「噛みつかれたら楽しくない。遊び終了!」という感じで、しらけた雰囲気を漂わせます。
少しクールダウンしてもらう事が目的です。
遊びでの噛みつきを放置すると、攻撃行動を助長して大変危険です。
特に子供がいる家庭では、気をつけましょう。
歩いていると襲われる
以前、我が家でも悩んでいたことですが、子供が歩いていると猫に噛みつかれる事がありました。
子供にとっては恐怖ですし、柔らかい子供の皮膚は傷つきやすく、ちょっとした事でケガをします。
大人がダメと叱っても、その場では逃げて行きますが、なかなか効果はありません。
よくよく攻撃のタイミングを観察してみると、猫が子供と遊びたがっている時や、空腹でごはんの催促をする時間に多い事に気がつきました。
そのため、以下のような対策をしました。
- 猫が空腹になる時間にソワソワしだしたら、噛みつく前にフードを与える
- オモチャで遊ぶことを徹底
- 撫でていたのが遊びにスイッチして噛むなら、すぐにやめて無視
- 子供の近くに水の入った霧吹きを置いておき、攻撃されそうなときには子供本人にスプレーさせる
このように「噛む状況を減らすこと」と「子供が嫌がっているということを理解してもらうこと」で、3日で8割減といった成果でした。
攻撃を受ける場合には、猫の様子やパターンが解決の鍵になることが多いので、よく観察しましょう。
さて、話変わってこちらの黄昏れている猫は、我が家の19歳のお爺ちゃん ウマそうさんです。
最近、猫トイレの段差がツライようで「バリアフリー所望!」とばかりに、犬用のペットシーツにトイレをし始めました。
そこで、犬のトイレコーナーの一角に「猫のトイレ用の箱」を、そして、猫トイレコーナーにも「バリアフリートイレ(小型犬用のトイレ)」を設置しました。
はっきり言って、我が家は猫のトイレだらけです。
犬トイレコーナーの「猫トイレ箱」
猫トイレコーナーの「バリアフリートイレ」
しかし、バリアフリー猫トイレでウンチもしてくれるようになったので、床にウンチが落ちている事が減ってホッとしました。
(朝、メガネ無しで歩くと、何故か高確率で踏むんです)
ついでに、誕生日プレゼント代わりに、腰や関節の痛みを1回の注射で1ヶ月緩和する新商品「ソレンシア」を注射してみました。
ごはんの時に渋々動いて、ついでにバリアフリートイレに行っていたウマ爺さんが、注射3日目ぐらいから積極的に動いてます。
現在、注射からちょうど1ヶ月経過しました。
まだ「徘徊」なのか「散歩」なのか不明ではありますが、撫でてほしがったり、ごはんを要求したり、日向ぼっこしたりと、余生を楽しんでくれているようです。
年齢と共に問題となる「行動」も「原因」も変化しますね。
臨機応変に対処していかないといけませんね。