厳しい寒さが続いていますね。
数日間あたたかい日が続いたあとに急に冷え込むと、人間だけでなく、ペットたちも体調を崩しやすくなります。
わが家の愛犬ハルは、こたつに頭隠して尻隠さず状態です。

寒波のあとに増える病気
寒波が来たあとに、次のような病気で来院される子が増えます。
膀胱炎、尿石症、腎不全、心不全、糖尿病、下痢や嘔吐など
下痢や嘔吐で調子が悪い時は、ジャーキーやガム、脂質の多い食べ物を与えるのは控えましょう。
食欲がない時は、食事の回数を増やし、少量ずつ消化の良いものを与えてください。
パンや干し芋、にんじんなど、消化が良さそうに見えて実は消化に悪い食べ物もあります。
下痢や嘔吐したものは、可能であれば検査のためにお持ちください。
わかりにくい心不全
寒い時期は、腎不全や心不全、糖尿病の悪化も多くなります。
心不全による咳は、吐き気のように見えることもあります。
心不全の症状には、以下のようなものがあります。
- 動くとすぐに座り込む
- 元気がない
- 呼吸が荒い
- 舌の色が紫っぽくなる
- 咳が出る など
「なんとなく食欲がなく、吐き気がある気がする」と来院され、検査で心不全が見つかることもあります。
「なんとなく変」の大切さ
腎不全や糖尿病も、この「なんとなく変だな」という違和感や、定期的な健康診断で見つかることが少なくありません。
いつも一緒に過ごしている飼い主様が感じる「なんだか変」は、とても大切なサインです。
動物は病院では症状を隠すことも多く、私たちも「逆クシャミ」や「心臓からの咳」などを、身ぶりで説明することがあります。
私自身、あまり話が上手なほうではありませんので…。
言葉で伝えるのは難しいですよね。
言葉にしにくい動きや様子は、動画を撮って見せていただけると、その「なんだか変」がとても伝わりやすくなります。
草食動物の注意点
ハムスター、モルモット、ウサギなどの草食動物は、おなかの中で発酵して栄養を作っています。
そのため、消化器の病気は命に関わることがあります。
食欲がない、ウンチが小さい・少ない・やわらかいなどの変化があれば、様子を見ず、できるだけ早めに受診してください。
フードや飼育環境も大切ですので、飼育状況が分かる方と一緒にご来院ください。
普段使っているケージやフードを持参するか、写真を撮ってきていただくと、スムーズにお話ができます。
小鳥やウサギなどのエキゾチックアニマルは、症状によって専門の病院をご紹介することもあります。
当院を受診される際は、必ず事前にお電話をお願いいたします。
