年末が近付いてきました。
今年の年末年始は、強い寒波が来るようですね。
今のうちからペットたちの寒さ対策を準備しておいてくださいね。
また、寒波は物流に影響を与えることがあります。
福岡には雪が降らなくても、本州からの便が止まることもあります。
ただでさえ年末や年明けは物流が滞り、特定のお薬やフードが手に入りにくくなることがありますので、余裕を持ってご購入ください。
年末年始分のお薬をまとめてご購入予定の方は、事前にご連絡いただけると、在庫の確認や準備ができます。
ぜひ、ご協力をお願いいたします。
さて、本題です。
我が家の猫(ウマソウ・ショコタン)は、2頭とも御高齢。
先日の寒波でお腹を壊して、下痢嘔吐してしまいました。
ウマソウ(18歳)は前日から下痢をしていたので、念のため皮下点滴していたのですが、夜中に激しい嘔吐で虚脱と痙攣を起こし、遂にお迎えが来たのかと思いました。
部屋中、嘔吐と下痢だらけ。
猫はぐったり。
今にも息を引き取りそう。
気を抜いている家での、突然の惨事に、私もパニック状態です。
ウマソウは腫瘍もあり、
「無理な延命はしない。家で看取ろう」と、以前から副院長と話し合っていました。
しかし、いざとなると頭の中がぐちゃぐちゃになるものですね。
せめて身体をきれいにしてあげようと、タオルで顔やお尻を拭いていると、ウマソウは文句を言いながら立ち上がり、自分の寝床にヨロヨロと入りました。
次の日は立ち上がりたくないのか、そこで排尿してしまいました。
「チュールなら食べるかな」と少し舐めさせると、目が爛々と輝き始めました。
嘔吐しないよう、薬を飲ませてから少しずつ与えれば、嬉しそうに舐めています。
弱ったその姿に、「もう最期かもしれない。食欲があるうちに」と、副院長が鶏胸肉や刺し身用のサーモンを購入してきました。
火を通してペースト状にしたものを用意したところ、さらに目が爛々と!
嘔吐しないことを確認して、少しずつ与えていました。
どちらもとても好みだったようで、少し離して置くと、なんと自力で移動して食べ始めました!
最期って話はどこへ・・・
もうフードは食べないかもしれないとも思っていたのですが、粉にしたフードもペーストに混ぜてあげていたところ、回復し始めて5日目くらいから普通にフードを食べるようになりました。
やはり食い意地が張っている子は粘り強いなあと再認識しました。
一方、元々おなかが弱いショコタン(14歳)。
食が細く、缶詰めもチュールも、鶏や魚も好きではなく、下痢嘔吐が止まっても食欲廃絶(全く食べない)状態でした。
入院点滴も考えましたが、これまた絶対に病院で食べないタイプ。
皮下点滴をして誤魔化しつつ、ウマソウが自力で食べている横で、強制的に食べさせました。
ショコタンはチュールでも心から嫌そうにするので、口の中に無理矢理塗り込んで食べさせました。
食べると元気が出るのか、ガリガリ爪を研ぎ始めてホッとしました。
強制給餌3日目には、副院長が爪でプスリとやられ、慌てて爪を切るまでの回復ぶり。
ショコタンはドライフード至上主義者なので、毎日少しだけフードを置いておき、自分で食べるのを確認するまでの5日ほど強制給餌をしていました。
普段は副院長の膝に乗りたがるショコタンですが、薬と強制給餌が嫌だったのか、珍しく子どもたちに甘えていました。
「これくらいの寒波ならまだ大丈夫」と思っていましたが、お年寄り猫たちには堪えたようです。
オイルヒーター、セラミックファンヒーター、ホットカーペット、エアコン(明け方の冷え込み用)、こたつ(布団のみ)を総動員です。
我が家では、猫の居場所が一番暖かいかもしれません。
光熱費の請求がちょっと怖いですが、寒波を甘く見てはいけませんね。