定期の健康診断、大切です

先日、オリンピック候補の池江璃花子さんが白血病を公表され、とても驚きました。
未来ある若い方なので、ご本人のショックを思うと胸が痛みます。

若さ、健康、強靭な肉体、スポーツ選手・・・どれも病気とは縁遠いイメージですね。

まだ私が学生の頃、格闘家のアンディ・フグさんが亡くなった事を旅先のコンビニに置いてあるスポーツ新聞で知りました。
驚き過ぎてフェイクニュースだと思った事を思い出しました。

池江璃花子さんの白血病のニュースも、一瞬、何かの聞き間違いかと思って、テレビに釘付けになりました。

骨髄バンクの登録者数がとても増えたそうです。
彼女の存在で、あのニュースで、救われた人がいるのではないでしょうか。
心より、回復を御祈り申し上げます。

さて、ペットにも腫瘍(がん)はできます。
もちろん、良性も悪性あります。

乳がんも、セルトリー細胞腫も、血管肉腫も、白血病も、リンパ腫も、骨肉腫も・・・。
摘出した腫瘍を病理検査に出すと、様々な結果が返ってきます。

我が家の老猫ウマソウは15歳になりました。

ウマソウ

気がつけば、頚部の肥満細胞腫を摘出してから2年が過ぎようとしています。
あの時は今生の別れを覚悟していましたが、もう少し一緒にいてくれるようです。

皮膚や表面の筋肉などの腫瘍は、普段のスキンシップや観察で比較的見つかりやすいのですが、身体の内部の腫瘍は飼い主様にはみつけにくいものです。

表面上、全く症状が出ておらず、血液検査で異常に気がついたり、エコー検査やレントゲン検査をして初めて発覚することもあります。

早期に発見すれば、治る病気があります。
早期に発見すれば、症状の進行をくい止めたり、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を長く維持できる病気があります。
残された日々が少ない事がわかれば、残された日々を慈しみ、大切にすることができます。

定期の健康診断、大切です。