暖かい日が続くかと思いきや、寒波が来て冬に逆戻りしたり・・・
なんとなく人間も体調が良くない日が続きますね。
我が家の年寄り猫様も、湯タンポを忘れると具合が悪くなる日々です。
先日、うちの子(人間)もロタウイルスにやられ、激しい下痢嘔吐症になりました。
嘔吐は一時止まったものの、食べると戻してしまうので入院していました。
脱水が激しく、エネルギーも足りなくなると、体内の脂肪をエネルギー源にするのですが、そのときケトンというものが出来てしまいます。
本来なら、飢餓状態を脱出するために食べ物を食べれば良いハズなのですが、ケトンが溜まると、ボーッとしたり、気持ちが悪くなったり、腹痛や、吐いてしまうこともあります。
結局、日帰り点滴では回復せず、その後二泊三日で点滴入院していました。
5㎏ないような子犬や子猫たちがウイルス性の下痢嘔吐になろうものなら、あっという間に命の危機に直面します。
体重が20㎏を越えている人間でも、下痢嘔吐は怖いですね！！
さて、当院でも、下痢や嘔吐のために来院する子が多くなっています。
お腹の調子が悪そうなときには、好きだからと言って、ジャーキーなどの消化に悪い物を与えないようにしましょう。
フードを温かいお湯でふやかしてあげるとよいでしょう。
食器類は、毎回綺麗に洗ってあげてくださいね。
動物も、嘔吐や下痢の回数が多い、水が飲めない、グッタリしているときには点滴が必要になる場合があります。
具合が悪い場合には早めに受診しましょう。
また、受診時には、嘔吐物や糞便を持ってきていただくと、診断の助けになりますので、ご協力よろしくお願いいたします。