猫のケンカ傷

猫の発情期が本格的になり、ケンカ傷から皮下膿瘍になってしまった子がパタパタと続けて来院しました。

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この写真の子は、左足の付け根に皮下膿瘍ができてしまい、直径10センチほど皮膚を切除しました。

猫のケンカ傷は、縫うほどもない小さい傷に見えます。
しかし、鋭い爪や牙は、思いのほか深く刺さっていることがあります。

外に出ることがある猫さんは、帰宅時にケガの有無をしっかり調べましょう。
ケガをしている場合は、早いうちにしっかり消毒して、抗生物質で治療することをオススメします。

ケンカ傷をほったらかすと、一旦は皮膚の傷が塞がります。
しかしその後、皮膚の下に取り残された細菌や異物により、皮膚の下に膿(ウミ)が溜まることがあります。
直径10センチを越える皮下膿瘍になり、広範囲の皮膚が脱落する事態になることもあります。

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猫エイズや猫白血病は、ケンカ傷からも感染します。
交通事故や伝染病のリスクもあるので、やはり猫は室内飼いをおすすめします。

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